VMM景色編~鶏・豚・3匹の子豚・黒鳥・犬~

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このレース、コース上には周辺のお宅で飼育されている、水牛・鶏(ヒヨコ連れのこともある)・豚・三匹の子豚などの動物が、人間と同じように「道を歩いていたりして、日本では考えられないようなレース風景だった


こんな感じだ

 

 

VMMレース翌日編(New Friend)~Do you remember me?~

幸運の再会は突然やってきた。レース翌日の朝ホテルの朝食に豚の角煮がなかったことにがっかりしながら、妻とSaPa市街でお土産を見たりしながら散歩をしていると、テラスからの景色がとてもいいカフェが2件あり、どちらかに入ることにした。レースの疲労もある私は少しでも近い目の前のカフェがいいと主張したのだが、妻は100m先のカフェのほうが良いというので、頑張って歩くことにした。

 

永遠にやって来ないと思っていた「See you later」のlaterは突然やってきた。

お店に入ると、白いシャツのベトナム人男性が近づいてきて「Do you remember me?」と言っている。さすがにベトナムには知り合いはいないので一瞬豆がはとでっぽうではなかった、ハトが豆鉄砲を食らったようになってしまったが、どこかで会ったことがある顔だ。そして数秒経って思い出した。昨日レース中に「Where are you from」と声を掛けられ、しばらく話をしたり写真を撮ってもらったりし、ゴール後に力尽きてしまったため待つことができなかった、あのSaPa在住のランナーだ。なんという偶然だろうか。妻の言ういうことを聞いて本当に良かった。

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My new friend



まずは、昨日レース後に体力の余裕がなく待っていられなかったことを謝り、彼がこのカフェのオーナーだという、さらに驚きの事実を聞かされた。また(来年というつもりではなかった)ベトナムマウンテンマラソンに出てみたいと伝えたり、彼は毎年出るつもりだという話を聞いたりして、連絡先を交換してカフェを後にした

ここまでの話はすべて英語での会話だった。2年前に英語の勉強を始めたときのことを思えば、ずいぶん進歩したような気がする。これもWilllanguage と、ランニング中に英語で話をしてくれた職場の留学生、職員のおかげだろう

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ベトナム人の、しかもSaPa在住の新しい友人ができるなんて、日本を出発するときは思ってもみなかったので、この偶然にはとても興奮しているし、今回の旅で一番の収穫だったと思っている。その日の夕方、彼とメッセージのやり取りをしていると、「I hope to see you next year」と言ううれしいメッセージが届いた。そんなことを言ってもらえるなら、来年も参加するしかない。さらに彼は宿泊施設も経営しているそうなので、来年はそこに宿泊してレースに臨もうと思っている

www.hotelcatcat.com

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My new friend's cafe & hotel view of which is so beautiful



VMMレース後編

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I survived

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絶景




レース当日は夕方6時からゴールのTOPAS ECOLODGE でバーベキューパーティーが行われることになっていたのだが、わたくしがゴールした時間は12時40分だ。開始までは5時間以上ある。とてもそれだけの時間待っている体力はない。まったく迷うことなくSaPa に戻ることにした。



午後2時にゴール地点からSaPa市街地に向かう初めのバスが出発するのでそれに乗って、1時間30分ほどかけてSaPa の市街地に戻って来たのだが、とにかくおなかがすいている。体力を回復するためのエネルギーもないような状態だったので、降車場所から一番近いカフェに入ることにした。

 

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食事とcoffee with milk で体力の回復を図ろうとしたが、食べものはフライドポテトしかないそうだ。しかし背に腹は代えられない。食べられるものなら何でもいい。そして、今回の旅で美味なものは色々食べたが、言うまでもなく一番おいしかったのはこのフライドポテトだ。あまりのおいしさに写真を撮り忘れてしまった。まさに Running is

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ベトナム旅行中一番うまかった!!

good spiceである

 

その後、同行してくれた妻の希望もあり、Sa PaのSPAでマッサージをしてもらい、ホテルの高級レストランでたらふく食べたのに3000円程度の夕食をとって、ホテルに戻った。このレストランで前夜祭の時にも食べたハヤトウリの炒め物が、隣の席と間違えて届けられたので、メニューの名前がわからないにもかかわらず幸運にも食べることができたのだ。相変わらずメニューの名前はわからないままなのだが・・・・・

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ハヤトウリの炒め物( I don't know the name of this menu)



 

 

 

 

 

VMMレース編(ラスト2㎞!!??)

斜面を下りきりGPSウォッチを確認すると20㎞!!

ようやくここまで来た。こんな風に思うのはまるでマラソンのようである

するとスタッフはやってくるランナーに行った「Last 2km is flat course!!」

 

はぁぁぁ!??21kmって言ったのに。という感じだ。

しかしそんなことを言っても、ゴールが近づくわけではないし、1㎞距離が伸びただけだ「Last 9km」と言われたわけではないので、気を取り直して前に進もうと決意する。

 

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TOPAS ECOLODGE 見えた!!

 

斜面を下ってきて随分足を使ってしまったので、つい惰性で走ってしまっていたが、ゴールであるTOPAS Ecolodge が見えたころに自問自答した。「5000mのレースのように、もうこれ以上のペースアップは不可能です。という感じじゃない。むしろこういうコースを速く走るための練習をしてきたのではなかったのか」と。できるだけペースアップしてみようと決意すると意外とペースアップできる。さらに前を行くランナーたちを数人ぬかすことができた。どうやらラスト2㎞は9分程度で走っていたようだ。やればできるものだ

 

このラスト2㎞の区間で、10㎞地点くらいで言葉を交わし、写真を撮ってもらったSa Pa在住のランナーを抜かすことができた。せっかくレース中にお話をできたので、ゴール後に改めてゆっくり話をしたいと思ったので声をかけて、「See you later」と言って先を急ぐ。そしていよいよゴールだ。今回の大会に参加している選手の国旗がゴールへ向かう道の両側に立ててある。後で知ったのだがどうやらこの国旗をもってゴールしてもよかったらしいのだが、そんなことは知らないので、スタッフにお願いして日本の国旗とブラジルの国旗とを撮影して、ゴールした結果は、添付画像のとおりである

 

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ゴールへ続く道

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日本

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Brasil




さてゴール直前でぬかしたSa Paのランナーを待とうとゴールするまでは思っていたのだが、いざゴールしてみるとそんな気力は全くなく、この時点ではlater は永遠にやってこないはずだった

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ゴール直後

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TOPAS ECOLODGE




VMMレース編(レース後半)~崖!?~

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レース後半はこんな感じだった。

 

 


4時間以上かかるランナーの多くは途中でティータイムかピクニックタイムがあったようだ。もちろん私や私の周りのランナーたちはそんなこと知らないので、まるで回転車に載ったハムスターのように、「I feel hard, please go ahead」と言ってそのたびに「Me, too」という返事を交わし走れないながらも何とか頑張って止まらずに進んでいた。何回「Me, too」という言葉を聞いたことか。まるで合言葉のようだった。

 

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そして何より驚いたのが、コース上で道案内をするスタッフの装備だ。残念ながら写真を撮り忘れたが、ここでもあのサンダルだ。写真の村の人たちが皆はいているやつだ。参加者がトレラン用シューズでヒーヒー言いながら登っているこの斜面をあの便所サンダルで登ってきたのか?


何とか崖をクリアしたらあとは下るだけだ。なんて安心した気持ちにはなれない。崖のような登りを進みながら、「この登りと同じような急斜面をくだるのか!?」と不安になっていたがさすがにそういうことはなかった。とはいえやはり下りは急斜面だ。4㎞程度の間に400m下るのだ。とにかく無事に下ることに集中していたので、ここに書けるような記憶はほとんどない。1㎞ごとのラップも7分/㎞以上かかっていたかもしれない

VMMレース当日編(レース前半)

レース前半は6㎞登って(この間1300m弱から1600mまで上る)7㎞下り(この間1600mから1200mまで下りる)である。そしてこの区間は日本のアスファルトのような舗装ではないが、未舗装でもない。さらに!!前からも後ろからもバイクが時々やってくるのだ。前日に右側通行のルールを聞いておいてよかった。

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前半はこんな感じ

 

平均斜度は5~6%とうまく走れば全区間走って進めないことはないが、初めてのトレイル、初めての海外マラソン、何より、全盛期のように「走ること」自体に対する必死さがない。

途中の景色の良いところでは写真を撮りながら、傾斜のきついところは一部を歩き、まずは前半の前半6㎞を登る。

走るより歩いた方が結果的に速い区間もあるのだ。

 

トラックレースでは「全力で倒しに来ている相手をさらにそれを上回る力で倒しに行こう」という殺伐とした雰囲気もあり、何より、言葉を発する余裕なんかあるわけがないので、当然レース中に言葉を交わすことはない。(レース後に競り合っていた相手と言葉を交わすことはあった)。

 

しかしこのレースのペースはすれ違うランナーたちと言葉を交わすことができる。主催者も「平地のロードレースの2倍程度の時間を要するよ。」と言っているようにトラックレースの半分程度のペースなので、トラックレースのきつさとは種類が違うのだ。何より、周りのランナーは敵というよりは同志のようにさえ感じていた

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景色は素晴らしい!!



前半は一人のスイス人ランナーと話をした。はじめ、スイスと聞いて「You came to the race so far!!」と驚いたが、聞けば一年前からホーチミンに住んでいるそうで、それなら私のほうが遠くからの参戦だなと納得した。しばらく話しながら走っていたのだが、他のランナーも「え?この斜面を走ってるの?」という様子で何度か驚かれたように、他のランナーよりも少しだけ登りが得意なのだ。その分下りで次々と抜かれていくので、差し引き0どころかこのレースは下りの距離の方が長いのでマイナスなくらいだ。

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最高点



6.5㎞地点の1600mまで上るとここからは下りだ。そう、苦手分野である。登りは8分/㎞平均くらいで登ってきたのだが、このレースの下りは今までレースでお目にかかったことがないくらい急だ「Danger!!」と書かれている区間もあり、全くペースは上がらない。結局下り7㎞の区間を50分くらいかけて通過した。そう、登り区間と大差ないのだ